和服の仕立に長年従事しており、特に各種袴の製作に考案と改善・研究を重ね、現代の生活習慣に通用する技法を生み出した。また、仕立の観点から着物の源流と言える安土桃山・江戸時代に着用した小袖を研究・復元し、現代の着物へと変遷した仕立寸法を系統付けるなど鋭い切り口と感性で着物とかかわり研究を続けている。後進技能者への技能継承や指導育成にも注力しており、コンクール優勝者や技能検定合格者を数多く輩出している。