寺社仏閣における古物表装作品の修繕を行い、新たな表装作品として甦らせ、日本の文化的資料価値のある作品の保存に寄与している。得意とする軸装では、伝統技法と近代機械工法の２つの技法を駆使し、新しいスタイルの作品にもチャレンジしている。その技能は、江戸表具伝統工芸士（都）に認定されるほか、ものづくりマイスター（国）として認定された。職業訓練校講師や技能検定委員を務めるなど、後進の育成にも尽力している。